Claude Code のインストールが終わったら、次は実際に動かしてみましょう。
「コマンドを打ったはいいけど、何を指示すればいいか分からない」という状態から、10分で抜け出すことを目標にします。
この記事で体験すること:
claudeコマンドの基本操作- ファイルを読ませて内容を把握させる
- ファイルを書き換えさせる
- 複数ファイルの一括変更
著者の立場: Claude Code を実務で使用し、Next.js で構築した LMS コードベースの編集・リファクタリングを Claude Code で行っています。この記事で紹介する操作は、実際の開発で使っているパターンです。
インストールがまだの方はこちら → Claude Code のインストールと初期設定
Claude Code の基本的な起動と操作
claude コマンドの起動と終了
プロジェクトのルートディレクトリでターミナルを開き、以下を実行します。
cd /path/to/your/project
claudeプロンプト(>)が表示されたら起動成功です。
終了するには /exit を入力するか、Ctrl+C を押します。
> /exit
インタラクティブモードとワンショットモード
Claude Code には2つの使い方があります。
| モード | コマンド例 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| インタラクティブ | claude(起動後に指示) | 対話しながら作業する |
| ワンショット | claude -p "指示内容" | スクリプトから呼ぶ・1回だけ実行 |
日常的な作業はインタラクティブモードが便利です。CI/CD や自動化スクリプトに組み込む場合はワンショットモードを使います。
基本コマンド一覧
インタラクティブモード内で使えるコマンドです(2026年4月時点)。
| コマンド | 動作 |
|---|---|
| /help | ヘルプを表示 |
| /clear | 会話履歴をクリア |
| /exit | 終了 |
| /model | 使用するモデルを変更 |
ファイルを読ませる
@ファイル名 で特定のファイルを読ませる
ファイルの内容を AI に読ませるには、@ のあとにファイルパスを指定します。
> @src/app/page.tsx このファイルの役割を教えて
これで src/app/page.tsx の内容が AI に渡され、説明を返してくれます。
複数ファイルを同時に読ませることもできます。
> @src/app/page.tsx @src/components/Header.tsx この2ファイルの関係を説明して
「このファイルを説明して」で内容把握させる
コードベースを初めて触るときや、他の人が書いたコードを理解するときに役立ちます。
> @src/lib/supabase.ts このファイルで何をしているか3行で説明して
AI がファイルを読み、役割・依存関係・注意点を説明します。コードレビューの入口として使えます。
ディレクトリ全体を把握させる
プロジェクト構造を把握させるには、ディレクトリの一覧を示しながら説明を求めます。
> src/ ディレクトリの構造を読んで、全体のアーキテクチャを説明して
ただし、ディレクトリが大きい場合はトークンを多く消費します。CLAUDE.md で読む範囲を制限することを推奨します。
ファイルを書き換えさせる
「このファイルに〇〇を追加して」の基本指示
具体的な操作を依頼する場合は、対象ファイルを明示してから指示します。
> @src/utils/format.ts この関数に JSDoc コメントを追加して
AI がファイルを読み、変更案を提示してから実行します。
良い指示の例:
> @src/components/Button.tsx この Button コンポーネントに `disabled` プロップを追加して。
> 型定義と動作の変更を含めて。変更内容を説明してから実行して。
避けるべき指示の例:
> このプロジェクト全体をきれいにして
範囲が広すぎる・基準が曖昧な指示はコスト増と意図しない変更のリスクがあります。
変更前に確認させる方法
「変更内容を説明してから実行して」という一文を付けるだけで、AI が変更前に説明をしてくれます。
> @src/app/layout.tsx フォントの設定を変更したい。
> 変更内容を説明してから実行して。
説明を確認してから「了解です、実行して」と返すことで、安全に変更できます。
変更をキャンセルする方法
変更が意図と違った場合は git checkout で元に戻します。
git checkout src/app/layout.tsxまたは git diff で変更内容を確認してから判断します。
git diff src/app/layout.tsxClaude Code の設定で git push をブロックしている場合(インストール記事の設定参照)、変更がリモートに反映されることはありません。ローカルの変更を確認してから次のステップに進めます。
複数ファイルの一括変更
「このディレクトリ以下を読んで〇〇して」
> src/components/ 以下のファイルを読んで、
> すべてのコンポーネントのデフォルトエクスポートを named export に変更して。
> 変更ファイルの一覧を先に出してから実行して。
AI が対象ファイルの一覧を出し、変更内容を説明してから実行します。
CLAUDE.md で変更範囲を事前に制限する
大きなタスクを依頼する前に、CLAUDE.md で変更範囲を制限しておくとより安全です。
# CLAUDE.md
## 変更範囲
- `src/components/` 以外は変更しない
- テストファイルは変更しないこの制限があれば、「コンポーネントを全部読んで修正して」という指示でも、src/components/ 以外が変更されることはありません。
THINK YOU LAB での実例
THINK YOU LAB の LMS(Next.js)では、Claude Code を使って以下のような一括変更を行っています。
- Server Component と Client Component の分離整理
- Supabase クライアントの初期化方法の統一
- TypeScript 型定義の追加・修正
指示の形式は常に「範囲を限定 → 変更内容を先に説明させる → 確認 → 実行」という流れで行っています。
実践的なプロンプトパターン
良い指示の3原則
1. 対象を具体的に指定する
# 悪い例
> このファイルを修正して
# 良い例
> @src/utils/date.ts この関数の型定義を修正して
2. 変更の範囲と制限を明示する
# 良い例
> @src/app/page.tsx の fetchData 関数だけを修正して。
> 他の関数には触らないで。
3. 確認ステップを挟む
# 良い例
> @src/lib/api.ts を読んで、エラーハンドリングが不足している箇所を
> 一覧にして。修正する前に確認したい。
Dual-Agent 運用の入口
Claude Code でコード生成 → 別の AI でレビューという Dual-Agent 運用が効果的です。Claude Code でコードを書かせた後に「このコードに問題がないかレビューして」と依頼することで、AI によるコードレビューを自動化できます。
まとめ
この記事で学んだ基本操作まとめ:
| 操作 | コマンド・方法 |
|---|---|
| 起動 | claude(プロジェクトルートで) |
| ファイルを読ませる | @ファイルパス 指示内容 |
| 変更前確認 | 指示に「変更内容を説明してから実行して」を付ける |
| 変更取消 | git checkout ファイルパス |
| 範囲制限 | CLAUDE.md に変更範囲を記述 |
次のステップ:
「指示が雑だと何度もやり直しになる」というのを実感してきたら、プロンプトテンプレが効いてきます。実務で使っている Claude Code 操作プロンプト集を LINE で無料配布中です。
→ Claude Code 操作プロンプトテンプレ集を受け取る(LINE登録・無料)
LINE 公式アカウント
Claude Code の基本操作チートシートをLINEで無料配布中